アジアにおける販売状況:
生命・医療保険の販売チャネルと商品選好

賢い消費者、激しい競争、および規制の強化がアジア地域の保険会社による販売活動を困難にしています。スイス・リーとリムラは、共同でアジアの各市場における消費者選好を調べるアンケートを実施しました。

アジアは、世界でも最も急速に生命保険の普及が拡大している地域です。過去10年間を見ても、生命保険の保険料収入は世界全体の4.3%に対し、年率平均5.7%で伸びています[1] 。しかし保険各社にとって、消費者優位志向の高まりや販売チャネルの増加、販売活動に対する規制の強化など課題が山積しています。その結果、消費者選好および動向を理解することが重要性を増しており、とりわけ情報収集と購入のために好んで利用されているチャネルの把握が重要となっています。

アジア各地で異なる消費者セグメントの好みについて理解を深めることは、保険業界が保障ギャップへの対応を強化し、消費者にとってより適切なサービスを提供するための手がかりになると思われます。

この調査について

スイス・リーとリムラは、生命保険・医療保険商品についての消費者の選好や販売チャネルについて、地域別の市場調査を実施しました。今回の調査では、生命保険業界がまだ定着していない消費者人口、すなわちこれまで一度も保険商品の購入を検討したことのない人々で構成されるセグメントについても調査しました。この調査は、アジアの12の国と地域(日本、中国、香港、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム)の6,000人以上を対象として行われました。

購入検討者が多く存在し、そこに保険普及率を上げるためのビジネスチャンスが生まれる

調査によると、生命・医療保険の商品について調べたことのある消費者の約60%が、実際に購入まで進んだと回答しています。しかし3分の1はまだ「検討中」の段階であり、購入の決断に至っていないとしています。この「検討中」の人口は、地域によっては大きなセグメントとなっているところもあり、これらの人々を「購入」に転換させることは保険普及率を上げるための大きな契機となります。一方で、購入しないと決めた人はほんの一握りでした。

離れていく大きな理由とされる商品の複雑さと費用の問題

回答者のうちおよそ17%は、保険に関心を持っていません。彼らにとっての障壁は、主に保険商品自体や購入手続きが複雑だと感じていることです。これに対し、ほとんどの見込み購入者(保険について情報収集をした人)が離脱した理由は、費用の問題でした。購入しないと決めた人のほとんどは、初期の調査段階、あるいは詳しい情報を得た時点という早期の段階で離脱しています。主な理由は費用です。保険は高い買い物で、お金に見合うだけの価値がないと受け止められることも多くあります。保険の価値について消費者を教育することも、この課題の解決に役立つと思われます。

出所:スイス・リー「アジアの普及状況:消費者のチャネルと商品選好」

注:このサンプルは、「関心あり」と回答した人を母集団としています。
出所:スイス・リー「スポットライト:アジアにおける販売状況-消費者チャネルと商品選好」

2015年4月


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